江戸時代の後半、江戸の人たちは「粋」という洗練された美学をもっていました。
垢抜けて、しゃれていて、すっきりしていて-------。
それは長い間の泰平が生み出したゆとりと遊びの文化といってよいでしょう。
この「粋」は古びることなく、時代にぴったりと合うように形を変えながら、いまもなお私たちのくらしのなかに生きています。
そして「粋」のなかに、私たちが “豊かに活き活きと生きる”ための重要な手引が秘められているように思えます。
私のきものが豊かな暮らしの創造にお役にたてることを願いながら現代の「粋」をデザインしました。
着姿の美しい、だれもが羽織ってみたくなるような優しさと温かさ、
そんな安心感がある、おしゃれな「きもの」と出逢ってください。